なぜ濾過機に逆洗が必要か?
砂や活性炭などの粒子状のろ材を利用した濾材ろ過は、縣濁物質を除去する目的で幅広く利用されています。ろ材を利用した濾過は濾材層に原水が通過することによって縣濁物質が除去されるため、処理時間の経過とともに捕捉された縣濁物質は濾過層に蓄積されていきます。そして、濾過層に一定量の縣濁物質が捕捉・蓄積されると、濾過性能を維持するための逆洗が必要になります。
逆洗しないとどうなるの?
ろ過機の性能を維持するためには逆洗は不可欠であり、不適切な逆洗は多くの運転上の問題を引き起こします。もし逆洗を行わずに濾過を続けた場合、ろ過装置の圧力損失が大きくなり処理流量が低下するとともに、捕捉していた縣濁物質がリークすることにより濾過水の水質(濁度)が悪化します。さらに、濾材および濾材層にも悪影響を与え濾過機が正常に機能できなくなります。
逆洗頻度は多ければ多いほど良い?!
では、逆洗を頻繁に行えばどうなるでしょうか?濾過機の性能維持にとっては頻繁な逆洗は良いことなのですが、多すぎる逆洗は、大量の逆洗水が必要になるのと同時に、大量の逆洗排水を発生させます。(多くの場合下水費用が発生します。) さらに、逆洗による停止時間が増大して濾過装置の処理時間が減少してしまいます。
逆洗のタイミングを決定する要因とは?
ろ過を最適に行うためにも最適なタイミングで逆洗を行うことは重要です。逆洗のタイミングを決定する要因として、フィルタータンクの差圧(圧力損失)、処理水の水質(通常は濁度)、濾過運転時間などがあり、これらの要素を複合的に考慮して逆洗のタイミングを決定します。
Autotrolの自動マルチコントロールバルブを利用した濾過機の場合、バルブユニットに制御コントローラーを搭載しているので、逆洗サイクルの自動化はもちろんのこと、流量や所定の時間、外部信号による逆洗サイクルの実施、各工程の時間設定、リレー出力など、それぞれの現場に応じた柔軟な制御と統合化を実現できます。
例えば、時間制御タイマーを搭載したAutotrol自動コントロールバルブの場合、毎日、隔日、3日毎、月・水・金のみなどの任意のインターバルで所定の時間に逆洗を実施することが可能です。
さらに、流量制御タイマーを搭載したAutotrol自動コントロールバルブの場合、流量センサー(バルブ搭載)によって計測された処理流量の積算値(任意)に基づいて、所定の時間に逆洗を実施するかどうかを決定します。この制御タイマーを利用した場合、濾過機は濾過性能を最大限発揮するととも逆洗水の節約を同時に実現することが可能です。
トスクでは各種用途および流量に応じた濾過装置および自動マルチコントロールバルブを取り揃えています。
製品の仕様・詳細、ご購入に関するお問い合わせは、今すぐトスクまでご連絡ください。
|